はじめに
WordPressで新たに立ち上げたサイトに「XML Sitemap Generator for Google」を導入したところ、サイトマップ(sitemap.xml)にページが登録されないという問題が発生しました。この問題は、プラグインのバージョンをダウングレードすることで解決しました。
問題の発生
2023年11月にWordPressで新規にサイトを立ち上げ、サイトマップを自動生成するプラグイン「XML Sitemap Generator for Google(以下、XML Sitemap )」を導入しました。
手順に従いSearch Consoleからサイトマップを送信したところ、ステータスに「成功しました」と表示されたので、安心して、ページがインデックス登録されるのを待っていました。しかし、いっこうに登録される気配がありません。
不審に思って改めて確認したところ「検出されたページ数」が0(ゼロ)であることに気が付きました。そこで、読み込まれたサイトマップを確認したところ、軒並み「XML タグが指定されていません」といったエラーが表示されています。URLが存在しないことによるエラーだと考えられます。
さらに、作成されたサイトマップを確認すると、案の定URLが登録されている形跡のないことがわかりました。
これでは、クローラーに見つけてもらうまで身を潜めてじっと待っているしかない状態です。
解決策の模索
この問題の原因を特定するために、インターネットで情報を探したり、「XML Sitemap」の設定を変更したりしましたが、有効な手段は見つかりませんでした。
しかし、以前立ち上げたサイトでは、サイトマップに正しくURLが登録されていることが確認できています。こういうときは、プラグインの競合かバージョンによる不具合と相場は決まっています。
問題の解決策として、プラグインのバージョンをダウングレードすることを試みます。
インストールされている「XML Sitemap」のバーションは「4.1.16」でしたので、「4.1.13」までをダウングレードすることにしました。ちなみに直近の「XML Sitemap」の更新履歴は以下のとおりです。
- 4.1.16 (2023-12-18)
- 4.1.15 (2023-12-14)
- 4.1.14 (2023-12-05)
- 4.1.13 (2023-08-04)
XML Sitemapのダウングレード
ダウングレードの手順は以下の通りです:
1.WordPressのプラグインのページから「開発バージョン」に「4.1.13」を指定してZIPファイルをダウンロードします。
XML Sitemap Generator for Google 詳細表示ページ(新しいタブで開く)
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2.WordPressのインストール済みプラグイン一覧から「XML Sitemap Generator for Google」を削除します。
3.WordPressのインストール済みプラグイン一覧から「新規プラグインを追加」のプラグインを追加ページから「プラグインのアップロード」によりダウンロードしたZIPファイルをインストールします。
4.インストールした後はプラグインの自動更新が無効になっていることを確認しておきましょう。
この結果、サイトマップが正常に生成され、ページが検出されることが確認できました。
まとめ
今回の問題は、プラグインのバージョンをダウングレードすることで解決しました。しかし、根本的な原因はまだ特定できていません。「4.1.16」の固有の問題なのか、他のプラグインとの競合の問題なのか、利用テーマ(THE THOR)との相性の問題なのかなど、詳細な検証はできていません。この問題について詳しい情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご教示いただければと思います。この経験が、同様の問題に直面している方々の参考になれば幸いです。