【ZOOM】未承認ユーザーのミーティング参加許可設定について

ZOOMのミーティングには、出席者(以下、ユーザー)がミーティングを主催する側(以下、ホスト)から伝えられたURLをクリックするだけで簡単に参加することができます。ただ、「エラーメッセージが表示されてミーティングに入室できなかったユーザーがいた」と、ホストから報告のあがることがあります。その原因は、ユーザー側の操作ミスやネット回線の不具合であることが多いのですが、ホスト側の設定が要因になっていることも考えられます。

「参加できなかった」というユーザーの環境を確認すると、表示されたエラーメッセージは「このミーティングに参加できません」というメッセージであり、ZOOMアカウントを取得せずにZOOM認証をすることなく日頃からミューティングに参加しているケースであることが見受けられます。

ミューティングには、ZOOMアカウントを持たなくても参加することができます。ただ、ホスト側の設定により、ZOOMアカウントを所持していない(認証していない)ユーザーを拒否することもできます。

おそらく、「参加できなかった」とユーザーから報告がある場合、ホスト側の設定で認証されていないユーザーを拒否する設定がされていることが考えられます。考えられる設定項目は次の通りです。

・ZOOMオフィシャルページ(https://zoom.us/) にサインインして、「設定 > ミーティング > セキュリティ」のカテゴリーから「ミーティングとウェビナーに参加できるのは、認証されたミーティング参加者とウェビナー出席者だけです。」又は「認証されているユーザーしかウェブクライアントからミーティングに参加できません」の設定値を確認します。

スライドボタンが青くなっていると認証されたユーザーのみがミーティングに参加できる設定になっています。

なお、後者の「認証されているユーザーしかウェブクライアントから~」は、ウェブクライアント、つまり(ZOOMアプリでなく)ブラウザでミーティングに参加することを想定した設定です(契約プランにより画面構成は異なるよう)。

また、企業等でZOOMの一括契約をしている場合などは、管理者によりがデフォルトで設定がされていることがあります。

・さらに、ホストがミーティングをスケジュールする際に、認証されているユーザーのみを受け付けるかどうかを設定することもできます。

これらの設定値は、ミーティング画面のミーティング情報 の「セキュリティ情報の概要」から確認することができます。

ミーティングを主催する(ホストになる)機会がなければ、ZOOMアカウントを持たないままでミーティングに参加することが可能です。面倒なアカウントの取得手続きをせずに使えることは、急遽ミーティングがスケジュールされた時など利便性が考慮されているものと考えられます。ただ、セキュリティ確保などの観点からホスト側の意図して設定しているケースがあるかもしれません。通常はできればアカウントを取得してご利用されることをお勧めします。