【Zoom】リモートコントロールによる遠隔サポートの方法

Zoomは、オンライン会議や遠隔コミュニケーションに便利なツールですが、それだけではありません。Zoomのリモートコントロール機能を使用することで、他のユーザーのPCを遠隔で操作することができます。この機能を使い、サポートする側(以下、ホスト)サポートされる側(以下、参加者)のPCを操作しながら迅速で効率の良いサポートすることが可能です。この記事では、Zoomのリモートコントロール機能を使用した遠隔サポートの方法について紹介します。

Zoomアカウントの取得とアプリのインストール

1.Zoomの公式サイト(https://zoom.us)にアクセスします。

2.Zoomのアカウントを所持していない場合は、ページヘッダー部の「無料でサインアップ」をクリックし、必要な情報を入力して新しいアカウントを作成します。この情報には生年、メールアドレス、姓名、パスワードなどが含まれます。

3.ページフッター部の「ダウンロード > ミーティングクライアント」から「ダウンロードセンター」に移動し、Zoom デスクトップ クライアントをダウンロードします。ダウンロードしたインストーラーを実行し、指示に従ってZoomアプリをインストールします。

サポートされる側(参加者)の手順

1.Zoomアプリケーションを起動します。トップ画面から「サインイン」をクリックします。

ホストの設定によってはサインインが必要ない場合もあります。その場合は、「ミーティングに参加」をクリックして4.に進みます。サインインが必要かどうかはホストに確認してください。

2.サインイン画面が表示されたら、アカウント情報を入力してサインインします。

3.サインインするとZoomのホーム画面が表示されます。

4.ホーム画面から「参加」アイコンをクリックするとホストから提供されたミーティングIDを入力するための入力フィールドが表示されます。ミーティングIDを入力し、「参加」をクリックしてします。続いて、同じくホストから提供されたミーティングパスコードを入力してミーティングに参加します。

又は、ホストから提供された招待リンクにアクセスしてミーティングに参加します。

5.ミーティングに参加すると、ホストからデスクトップをコントロールする許可を求められます。「権限を付与」ボタンをクリックすると、ホストが参加者のデスクトップをリモートコントロールできるようになります。

6.ホストには参加者のデスクトップが表示されます。参加者の画面には「○○があなたの画面のコントロールを待機中」又は「○○があなたの画面を制御しています」のメッセージが表示されます。ホストは参加者のデスクトップを制御することができ、必要な操作や設定をしながら参加者のサポートをすることができます。

7.ホストによる参加者のデスクトップのコントロールが不要になった場合は、「共有の停止」をクリックしてリモートコントロールを終了します。

8.ホストによる遠隔サポートが終了したら、ミーティング画面の「終了」ボタンをクリックしてミーティングから退出します。

サポートする側(ホスト)の手順

リモートコントロールによるサポートを行うためには、Zoomの設定で「リモートコントロール」が許可されている必要があります。Zoomのサイトにサインインをし、設定項目の「リモートコントロール」のトグルボタンがグレーになっている場合はブルーに変更してください。

1.Zoomアプリケーションを起動します。トップ画面から「サインイン」をクリックします。

2.サインイン画面が表示されたら、アカウント情報を入力してサインインします。

3.サインインするとZoomのホーム画面が表示されます。

4.ミーティングを作成するために、ホーム画面にある「新規ミーティング」アイコンをクリックします。または、既存のミーティングに参加するための招待リンクを使用します。

5.ミーティングが立ち上がったらミーティング画面左上の ボタンをクリックするとミーティング情報が表示されます。このミーティングID及びパスコード又は招待リンクを参加者に伝えます。

6.参加者がミーティングに参加したのち、ミーティング画面下部の「サポート」から「デスクトップの制御を要求します」をクリックすると「高度な共有オプション」画面が表示されます。

ここでは参加者のデスクトップを共有したいので、「共有できるのは誰ですか?」のオプションから「すべての参加者」を選択して「高度な共有オプション」画面を閉じます。

7.再度、ミーティング画面下部の「サポート」から「デスクトップの制御を要求します」をクリックすると、参加者にデスクトップをコントロールする許可を求めるメッセージが表示されます。参加者が「権限を付与」ボタンをクリックすると、ホストが参加者のデスクトップをリモートコントロールできるようになります。

8.ホストには参加者のデスクトップが表示されます。ホストの画面には「○○の画面をコントロールできます」又は「○○の画面を制御しています」のメッセージが表示されます。ホストは参加者のデスクトップを制御することができ、必要な操作や設定をしながら参加者のサポートをすることができます。

9.ホストによる参加者のデスクトップのコントロールが不要になった場合は、ミーティング画面下部の「サポート」から「リモートサポートを停止します」をクリックしてリモートコントロールを終了します。

10.ホストによる遠隔サポートが終了したら、ミーティング画面の「終了」ボタンをクリックしてミーティングを終了します。

遠隔サポートの注意事項

1.リモートコントロールを提供する側や参加する側のソースやミーティングの信頼性を確認してください。公式なZoomアカウントや信頼できる組織からの招待であることを確認してください。

2.リモートコントロールを行う場合、ミーティングを録画することでセキュリティやトラブルの証拠を残すことができます。必要な場合に備えて、録画機能を活用しましょう。録画を行う際は必ず参加者全員の同意を得てください。

3.サポートが終了したら、リモートコントロールセッションを明示的に終了させるようにしましょう。不要なアクセスを避けるため、許可されている時間以上にアクセスしないように注意してください。

おわりに

この記事では、Zoomのリモートコントロールを使用して遠隔サポートを実施する手順について紹介しました。Zoomのリモートコントロール機能は、遠隔サポートをスムーズに行うための便利なツールです。しかし、セキュリティに留意しながら使用することが重要です。適切な同意と信頼できるソースであることを確認したうえでリモートコントロールを活用してみてください。